11月3日(日) PM2:00
聖人がお亡くなりになった10月13日前後に、聖人の生涯に感謝しおこなう法要です。
松尾芭蕉の句に「御命講や 油のような 酒五升」とあり、江戸を代表するお祭りでした。
お会式は、聖人のご入滅を悲しむというよりは「日蓮聖人のみ教えのお陰で今日の自分があるんだ」という『歓喜の姿』のあらわれで、一年に一度、今あるわれわれのいのちに感謝し「日蓮聖人にお会いする日」です。
多聞寺の日蓮聖人ご尊像は、「万病平癒のお祖師さま」と信仰されています。
むかし浜荻中で疫病(せきの病)が流行し多くの方がなくなりました。
日蓮聖人は、多聞寺の「創洗いの井戸」に経石をしずめ疫病退散のご祈願をされました。その後、井戸水を病者に飲ませると病はなおり、疫病が終息したという伝説が残ります。成仏の道「お題目 南無妙法蓮華経をとなえること」をおしめしくださった聖人に、日々の安穏に感謝し、共にお題目をおとなえしましょう。